2022/07/29 BEATCAMPに参戦!

こんにちは、KOBE文教区の岡島です。

5月29日、京丹後森林公園スイス村BEATCAMPにて開催された、プレオープンイベント・大学軽音団体6団体合同フェスに行ってきました!ここでは、このイベントの様子をレポートします。

 

BEATCAMPとは?

京丹後森林公園スイス村BEATCAMP(通称「BEATCAMP」)は、京都府の日本海側、京丹後市にあるキャンプ場「京丹後森林公園スイス村」の一画にあります。このキャンプ場は、丹後半島内陸部の山々を上がったところにある広大なキャンプ場で、あたりには山林や野原が広がり、普段は非常に物静かな場所です。

そして、BEATCAMPがある一画は、ライブ空間になる広々としたキャンプ場スペースを有し、その背後には、かつてはゲレンデにもなっていた広大な野原が広がっています。周辺にはキャンプ場関連施設を除き、民家等の建物は少なく、喧騒とは無縁の、普段は物静かな場所です。都会から離れているので、青空や夕焼けもきれいだし、音楽と自然の風が合わさって気持ちいい場所です。

BEATCAMPは、一言で言えば、「アウトドア×音楽を楽しめるキャンプ場」!

キャンプ場の広大なスペースの中に、コンテナを活用したライブステージが2か所、バーカウンターが一か所あり、客数や過ごし方に応じてテントやチェアを複数おけます。

さて、ここに来た学生たちは「キャンプ場だからこそできる楽しみ方」で楽しめました。どうやって楽しめたのか、ここからレポートしていきます。

 

大学軽音団体6団体合同フェス!

さて、本題のBEATCAMPプレイベントの話に入っていきます。

「アウトドア×音楽」ができるいかにも楽しそうな場所、BEATCAMPのプレオープンイベントとして、去る5月29日、神戸周辺の大学軽音団体6団体による、合同フェスイベントが行われました!参加団体は、神戸大学軽音楽部ROCK、神戸大学FreeBeat、甲南大学文化会軽音楽部、神戸市外国語大学学部軽音楽部、神戸市外国語大学二部軽音楽部、関西学院大学AVANTGARDE(アバンギャルド)の6団体。各パフォーマンスでは、バンドとオーディエンス双方が、団体の枠を超えて盛り上がりました。

朝8時すぎに神戸を出発した学生一行は、11時すぎにBEATCAMPに到着。到着すると、各団体がさっそく一日を過ごすテントに向かい、BBQの準備。あちこちで「なかなか火がつかない…」と準備に苦戦するのも、アウトドアならでは。しだいにあちこちのBBQコンロに食材がのり始めると、BBQコンロを囲んで学生たちの楽しい団らんが始まりました。

そして、BBQの準備も一段落したころ、神戸大学軽音楽部ROCKのパフォーマンスでステージがスタート!19時前まで、12バンドがパフォーマンスを行いました。幸い天気には恵まれ、最後までずっと青空が広がっていました。日差しはとても熱かったのですが、涼みたいときにはテントに入れるのも、「アウトドア×音楽」のいいところです。でも、やっぱりどのバンドのパフォーマンスも見ごたえがあるもので、炎天下の中でも、パフォーマンスが始めると、ステージに人が寄ってきました。

炎天下の昼間から涼しい夕方まで、終始「アウトドア×音楽」ということで、楽しみ方は様々。ステージ前に集まって、体を音に合わせて動かしながら演者聴衆が一体的に、熱く盛り上がる光景もあれば、テントやチェアでドリンクやお肉片手にゆったりまったり演奏を聴く光景も見られました。パフォーマンスだけでなく、BBQもやっぱりとても魅力的。お皿や串を片手に団らんやパフォーマンスを楽しむこともできました。それぞれにとって、思い出に残るような時間が流れていたかと思います。

 

大学を越えて盛り上がれる、そんな関係性に感動!

普段はあまり大学軽音と縁のない私が驚かされたのは、軽音団体の皆さんが、大学、団体の枠を超えて盛り上がっていること!自分の団体の演奏のときだけ盛り上がるのではありません。みんな、よその団体のバンドパフォーマンスでも自然にステージに集まって盛り上がっていました。団体、あるいは大学の枠を超えて、互いに自然とパフォーマンスを楽しみ合える、そんな関係性は当たり前かもしれませんが、私にとっては、新鮮で素敵なものでした。屋外の開放空間で、思い思いに動きやすいからこそ、いろんな人が交じっても盛り上がれる。音楽好きにとって、キャンプ場はぴったりの場所ですね。

 

BEATCAMPプレイベントを振り返って

ここまでにも度々書きましたが、自由な楽しみ方ができることこそ、「アウトドア×音楽」のいいところだと思います。常にステージ上の音楽に張り付いている必要はないわけで、はしゃぎつかれたらテントでのんびり過ごしてもいいし、極端な場合、音楽はBGM程度に、BBQに夢中になっても許されそうな雰囲気ですから、音楽、というより「音楽のある空間」を最も思うままに楽しめるのが、「アウトドア×音楽」というスタイルではないでしょうか。いろいろな楽しみ方をできる場だからこそ、様々なトーンの音楽が流れてきても自然と楽しむモードに入れる。常にハイなわけでも、常にローなわけでもないので、自然体で、でも物足りなさは一切なしで過ごせる、BEATCAMPはそんな場所です。

開放感あふれる青空の下では気分が上がるのでテンション高めの音楽は一層盛り上がります。夕暮れ時に広大な自然に響き渡るバラードはまた心にしみます。素晴らしい時を過ごしたものです。

 

おまけ:BEATCAMPと京丹後の旅

BEATCAMPにバスで向かう途中、丹後半島の北側、日本海沿いの国道を走るひとときがありました。国道は崖の上すれすれを通っていて、そこから見える日本海の美しさは非常に感動的でした。海辺の水の青はとてもきれいで、島などもないので無限に海が広がっています。これぞ「雄大な日本海」、神戸で見る瀬戸内海とは違った良さがあります。さらに、地図を見ると、BEATCAMPは、日本のノスタルジーを感じる、伊根の舟屋にも意外と近いようです。BEATCAMPと一緒に京丹後観光を楽しむこともできそうです。

山中の野原のBEATCAMPで「アウトドア×音楽」を楽しんだ後は、一泊してもう一日、海辺でのんびり過ごすなり、ノスタルジックな日本の風景に触れるなり、自由に過ごすという過ごし方もいいなあ、なんて考えていました。音楽も好きだけど、実は写真好きでもある筆者には、たまらないプランになりそうです。

この記事を書いたライター
神戸大学 文学部 2回生